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カテゴリ:本棚
  • 丸まり本棚 「1Q84」 村上春樹
    [ 2010-01-28 21:24 ]
  • 丸まり本棚 「DINER」 平山夢明
    [ 2010-01-06 22:24 ]
  • 丸まり本棚 「夜露死苦現代詩」 都築響一
    [ 2009-11-20 21:45 ]
  • 丸まり本棚 「催眠」 松岡圭祐
    [ 2009-11-17 19:34 ]
  • 丸まり本棚 「古怪談」 京極夏彦
    [ 2009-11-10 16:40 ]
  • 丸まり本棚 「上高地の切り裂きジャック」島田荘司
    [ 2009-11-09 16:11 ]
丸まり本棚 「1Q84」 村上春樹
1Q84 BOOK 1
村上春樹 ☆4

 「『1Q84』の青豆さんに似ているといわれました。喜んでいいのでしょうか、悲しんでいいのでしょうか」という
悩みを、某お悩み掲示板で見つけました。いろんな悩みがあるものです。悩みの主は、とりあえずデブでは
ないらしいことがちょっと羨ましい。
 青豆さんとは、主人公のひとりで、読んでいない人のためにネタばれを避けると、ずいぶん変わった道具で
これまたあんまり世の中で少ないだろう仕事を冷徹にこなす女の人で、それじゃあ何にもわからんじゃないか
と叱られそうですが、とにかく靴下を裏返しに履いてしまって、ナマズナマズと遊んでいるわたしのような女には
つとまらない感じのお仕事です。
 「世界の終りとハードボイルドワンダーランド」のように、一見重ならないように見える二つの話が、交互に
ちょっとずつリンクしながら続くスタイルです。二つの月と空気さなぎ。謎の宗教団体。リトル・ピープル。
いろんな要素が絡まりあい、一見悪にしか見えていなかったものが、悪だか善だか何だかわからなくなったり、
そもそも悪って何だっけかなと価値観がぐらりと。
 週刊少年漫画の”来週に続く”ばりに良いところで2が終わっているので、続きが気になってしょうがない
です。今謎がばーっと広がった所なので、この謎の回収がどうなるかが見ものです。たのしみ。







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by marumarido | 2010-01-28 21:24 | 本棚
丸まり本棚 「DINER」 平山夢明

ダイナー 平山夢明 ☆4

 「無骨な主人の下にやってきた新米ウェイトレスが、努力と根性で店を切り盛りしていく感動グルメ物語」などと
言って本を渡し、その内容にひぃぃと震える様子をこっそり柱の陰から覗いていたい。
 まず主人公・オオバカナコが、自分の埋められる予定の穴を自分で掘らされているという、始まりからあんまりと
言えばあんまりな出だし。もうこれ以上大変な目ってそうそうないだろうと思って読み進めていると、
その予想はあっさりと裏切られます。
 なぜならオオバカナコの連れてこられたダイナー(軽食の食堂)は、殺し屋たちのためのダイナーだったの
ですから。
 出てくる奴らがみんなどーかしてる、と目まいしながら読んでいる合間に、出てくる食べ物の美味しそうなこと
美味しそうなこと。
 しかしこの血だらけの状況で食欲を覚える読み手のわたくしも、100%どーかしてないとは言い切れないのでは
ないかと。
 東京駅で乗り過ごしそうになったのはこの本のせい。

 






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by marumarido | 2010-01-06 22:24 | 本棚
丸まり本棚 「夜露死苦現代詩」 都築響一
夜露死苦現代詩
都築響一 ☆3

現代詩って何?っていうことよりも、本の帯の

 人生八王子

  に、くらっときてしまいました。
 ちょっとつぶやいてみるがいいのです。人生八王子・・・
 なんてパンク、かつアバンギャルドな響きでしょう。
 この詩の出典は(身も蓋もない題名ですが)、「痴呆系」といい、老人病院でのつぶやきを本にまとめたもの
らしいです。

  こんな感じで、いろんな立場の人のいろんな”詩”が取り上げられていて、暴走族の人たちの服の背中のアレ、
とか、玉置宏の話芸、エミネムに至るまで盛りだくさんです。

 銀色夏生に傾倒していたわたしの中学の時の乙女ポエム。そういう時代もありました…「レジスタンス太陽」
とか「ガラスのためいき200%」とか、そういうのを束にして10時間とろ火で煮詰めたところで、太刀打ちできない
リアル感にもう、すがすがしささえ感じます。
 
 あとこれも。
  力士が!力士が!何故どこまで力士がやってくる! 
「痴呆系」より。







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by marumarido | 2009-11-20 21:45 | 本棚
丸まり本棚 「催眠」 松岡圭祐
催眠―Hypnosis (小学館文庫)松岡圭祐 ☆2

 厨2病に激しく感染していた当時の私は、数学の時間なんかに、ふと、今テロリストが突然銃を持って学校を
占拠したとして、とぼんやり想像し。

      銃声で突然別の人格に目覚めたわたしは、手鏡を光らせてテロリストの目をくらました隙に、側転?
とかバク転?しながらテロリストに近づき、いろいろ何か華麗な技を繰り出して、あっというまに制圧、銃を奪う。
「まる蟲さん、貴方一体・・・?」と呆然とする先生に、「まる蟲?あたしはざざ蟲だよ。ここは任せて窓から逃げな」
と両手に銃を構えて不敵に笑うわたくし。

 などと考えていると決まって、「今日は11月17日だから出席番号42番のまる蟲さん」などと当てられて
まごまごするのですが。
 とうに大人になった今でも、「多重人格」とか「催眠」というキーワードに弱いです。

 ワタシハ、友好的ナ、ウチュウジンデス。ワタシハ、ファティマ第七星雲ノ、ミナクス座ノ、アンドリアです。
 
 さっきまで普通に話していたはずの女が、急にこんなことを言い出したらどうするか。そして、その女が、
自分しか知らないはずの事実をすらすらと話しだした時、現実の境が揺らぎ始めます。
 主人公は催眠術の権威。さてこの宇宙人とどう対するか。本当に彼女は宇宙人なのか・・・
 
 あと、本の中に”絶対にじゃんけんに負けなくなる方法”と“右手か左手にあるコインを必ず当てられる
方法”がさりげなく載っていて、試してみたくなることうけあいです。








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by marumarido | 2009-11-17 19:34 | 本棚
丸まり本棚 「古怪談」 京極夏彦
 旧(ふるい)怪談―耳袋より (幽ブックス) 京極夏彦 ☆3

 一晩で一気に読むと、お化けが本当に出るという噂の怖い本、「新耳袋」という本は、書店でも異様な存在感
を放っているので、ご存知の方も多いと思います。(実際、最初は100話で構成されていたようですが、
あまりに読者に怖いことが続出して異例のクレームとなり、今は99話で編集されているそうです。)

 その本のタイトルを最初見たとき、はて、どうして耳なのか、そして袋なのか、と思いました。
 昔からわたしのような怖い話好きはいたのでしょう、元ネタは江戸時代の旗本・根岸鎮衛(ねぎしやすもり)
が、友人やら知人から奇妙な話を聞いては、書き留めた本「耳嚢」だそうです。

 初代は初代で、怖い話はもちろん、蟻が来なくなるおまじないやら、とんち話やら、悪だくみやら、いろいろなお話が載っていて面白いです。
 それをかの、「京極堂シリーズ」の京極夏彦が新たに訳しなおしたらどうなるか。
 
  番長馬場あたりに差し掛かったときのことである。
         うずくまっている。
  路肩に、女がうずくまったいた。いや、女だと思ったのだが、女ではないかもしれなかった。


 なんか妙に、ひんやりとしていて。
 すぐさま「キテレツ大百科のテーマ」を歌わなければ耐えられない、というたぐいの怖さではありませんが、
 じわじわ後ろが      押入れのふすまの隙間が、気になってくるような妙な感じです。
 

 この写真、撮るときは、何回も失敗して「あー何やってんだろうわたしアハハ」ってなってましたが、
 撮ってみた自分の耳は意外に怖かったです・・・


 
 
 







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by marumarido | 2009-11-10 16:40 | 本棚
丸まり本棚 「上高地の切り裂きジャック」島田荘司
 日夜カメラを持ってさまよい歩き、「いいの撮れたよ。夕飯はお茶漬けだよ」「今日はあれ撮ったよ。
夕飯はじゃこご飯だよ」「おかずは柿ピーだよ」とすると離縁されてしまう恐れもあるので、あまりカメラを
メインに出歩けないのですが、お家の中ばかりでは、どうしても撮るものが限られてしまう感じです。

 わたしに「お題」を!

 それでまあ、カメラ持ってないときは本を読んでいるので、まあ、読んだ本の感想でも書いていこうかと。
 そして、その本の内容にあった写真をお題に撮ろうかという試みです。
 
 上高地の切り裂きジャック
 島田荘司 ☆3

 私の住んでいる家には、台所の下にちょっとした収納ができる地下の収納庫、みたいなのがあります。
 みなさんの家にもあるかもしれません。

 我が家は古いし、なんかその収納庫内も古びていて、気持ち悪い感じだったので、テープでとめてあります。
そしてその上に作業台を乗せてきっちり封印。

 では、そんな封印されたはずの収納庫の中で、ある日突然、他人の死体が見つかったら…しかも死因が餓死だったら。

 この「上高地の切り裂きジャック」の中の後半の短編「山の手の幽霊」には、そのような地下室が出てきま
す。きっちり封印されていたはずの地下空間に、どうやって?なぜ餓死を?

 「占星術」で名高い御手洗潔シリーズなのですが、ぴたっ、かちっとすべての謎がはまって、ほうほう、
なるほどこれはしてやられたり、という爽快感を得られます。

 読了後、単行本カバーの凝った装丁にイヤーな気持ちになれることうけあいです。
 ・・・久しぶりにこの収納庫、開けてみようかしらん。いや、そのままでいいかな。

  




 



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by marumarido | 2009-11-09 16:11 | 本棚